春先はぽかぽか陽気が何日かあったと思えば、冬のような寒さになったり、1年で一番気温の上下が激しい季節です。気温の上下などで様々な症状を引き起こすことを春バテといいます。

　5月病も春バテの一種になります。春の社会環境の変化についていけないのみでなく、激しい気温の上下も5月病の大きな原因の1つになります。

　春先は約9割の方が心や体に不調を抱えていると言われています。 症状として、「体がなんとなくだるい」、「お腹の調子が悪い」、「不眠気味」、「イライラする」、「めまいがする」、「手足が冷える」など自律神経失調症のような症状がおこります。

　なぜ気温差で自律神経が乱れるのでしょうか。その1つに体温調節があります。ヒトは夏でも冬でもだいたい体温が36度くらいですよね。

　暑い時は汗の穴を開いて汗をかくことで熱を外に逃がします。逆に寒い時は汗の穴をしっかり閉じて熱を中に閉じ込めます。この汗の穴の開閉をしてるのが自律神経くんです。

　汗の穴は1cm2に少なくて100個、多くて600個あります。 全身に200万～500万個あると言われています。

　春は暑かったり、寒かったりするので汗の穴を開けたり、閉じたり・・・ まぁ、忙しいわけです。

　元気なときはそれでも体調の変化は少ないですが、ちょっと調子が悪いとこの体温調節に疲れて色々な症状を引き起こすわけです。

※写真は院長趣味の写真浜松フラワーガーデン

　まず、鍼灸はバランス医学と言われることもあり、内臓の働き、自律神経のバランスを整えることを得意としています。

1. 腹と脈を診て、お腹の内臓に効くツボに施術することで内臓の働きを整えます。動悸、食欲不振、吐き気、ストレス解消、不安解消などの症状にとても効果があります。


2. 首、頭、耳周り、肩などのツボに施術することで、春バテ、自律神経失調症で起こりやすい肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、難聴の症状を改善する効果があります。


3. 交感神経系の神経節の大半は、脊髄のすぐ外の左右両側に位置しています。要するに、背骨の近くに交感神経を調節するツボが多くあるため、肩甲骨の間、腰などの背骨に近いツボを使います。 春バテ、自律神経失調症とともに、腰痛などの改善効果も見込めます。


4. 最後にふくらはぎのツボに刺激します。地球は重力があるので、体の下に血や組織液が貯まりやすい性質があります。足のむくみは体の下に水が貯まった結果、起こる症状です。
   　ふくらはぎは「第２の心臓」と呼ばれることもあり、ここを鍼灸刺激して動かしてあげることで、貯まった血や組織液を全身に送り出し、全身の血行を良くします。 足のむくみの他、手足の冷え、足がつるなどの症状改善が見込めます。 

　かどむら鍼灸院の自律神経失調症に対する効果は、181人中、著効56人（30.9％）、有効49人（27.1％）、やや有効22人（12.1％）、無効54人と70.1％の人が8回の鍼灸治療で改善しました♪

ぜひ、痛くなく、副作用のないかどむら鍼灸院にご来院ください。