むくみ
むくみが最も起こりやすいのは足になります。足は血液を送り出す心臓から遠い場所であり、重力で血液が下に溜まりやすいことが大きな理由です。
立ち仕事に多い症状ではありますが、座り仕事でも同じ姿勢を長時間続けていると起こります。また、運動不足や加齢などによって、足の筋力が落ちるとむくみやすくなります。
足のむくみは一晩寝て治るようなら心配ありませんが、重大な病気が隠れていることもあるので、むくみが長期間続くようなら病院への受診をお勧めします。
むくみの原因
肝臓や腎臓の障害
肝臓や腎臓の検査で注目するところはアルブミンという物質です。アルブミンは血液に含まれる物質の1つで、血管に水分を取り込んだり、出したりする役割があります。アルブミンの量が少なくなると、うまく血液や水分の循環がいかなくなり、むくみが起こります。
アルブミンは食べ物から肝臓で合成されて、腎臓で濾過されます。そのため、肝臓や腎臓が悪いとアルブミンがうまく作られずに、その症状の1つとしてむくみが起こることがあります。
心臓の働きが悪い(心不全など)
心臓の働きがなんらかの原因で悪いと全身に血液を送り出す機能が低下して、むくみが起こります。足のむくみから狭心症や心筋梗塞などの重大な病気が発見されることもあるので、むくみが解消せずに続くようなら病院への受診をお勧めします。
アドバイス
むくみはたいていの場合、一過性のもので病気ではありませんが、放っておくと足の疲れや体の疲れがとれず、免疫力の低下を引き起こします。
日常生活で心がけることは
●適度な運動をする お勧めは30分~1時間の散歩^^。ふくらはぎは足の大きな筋肉で、心臓と並んで血液を送り出す機能があります。しかし、勝手に動いてくれる心臓と違って、運動などで筋肉を動かさないときちんと機能しません。適度な運動でふくらはぎを動かしましょう
●なるべく階段を使う
●ふくらはぎのマッサージ
鍼灸治療は直接足の筋肉を刺激してむくみを解消する効果があります。また、かどむら鍼灸院では、全身の血行を良くして、免疫力を高める効果もあります。
症状で悩まず、楽しい生活を送るためにぜひ、鍼灸治療をお試しください