メニエール病
メニエール病とは、ぐるぐると回るような“回転性”のめまいに伴って、耳鳴りや難聴、耳の閉塞感(詰まった感じ)といった症状が現れます。
症状がひどいと、吐き気、嘔吐、冷や汗、顔面が蒼白くなる、動悸、温度の感じ方がおかしくなるなどの症状も出てきます。
めまいといったらメニエール病ではないかと思ってしまう人もおられますが、メニエール病ではこれらの症状が“数十秒から数時間”続き、“繰り返し起こる”ことが特徴です。繰り返す期間は、数日の人や数か月の人など様々です。数分でおさまるようなめまいはメニエール病とは考えにくいです。
その他の特徴
メニエール病の患者数は、人口10万人あたりで50人以下であり、女性にやや多い傾向があります。およそ40~50歳くらいの方に多くみられます。
また、特定疾患といって難病指定されている疾患です。発症してから時間が経って長引いてしまうほど、治りも悪くなってしまうので早めの対処が必要です。
治療
薬による治療が一般的ではありますが、メニエール病になってしまう原因は未だにはっきり分かっていないため、根本的な治療方法は分かってはいません。ストレスが原因であるとも言われています。
まずは、食事・運動・睡眠などの生活習慣を改善してストレスの少ない生活をすることが大切です。
当院で行っている鍼治療は、副交感神経といって身体をリラックスさせてくれる神経の働きを高め、自然治癒力も高くなるのでメニエール病の治療にも効果的です。
症状を長引かせないためにも、お困りの際は早めにご相談ください。