突発性難聴

突発性難聴は、突然耳の聞こえが悪くなる病気です。40〜60歳代に多い傾向があり、発症率は3000人に1人といわれています。
難聴は徐々に悪化したり、日によって聞こえの程度が変わることはありません。難聴は大きく伝音性難聴と感音性難聴に分けられます。
伝音性難聴は音を耳で拾って大きくする器官(外耳道、鼓膜、耳小骨など)に異常ができる難聴で、耳垢詰まり、中耳炎、鼓膜損傷などがあります。
感音性難聴は、音を信号に変換して脳に伝える神経系に異常があるものになります。突発性難聴、メニエール病、老人性難聴、騒音性難聴などがあります。
突発性難聴の原因ははっきりしていませんが、耳の血液循環障害やストレス、過労が発症の誘因になることが多いといわれています。
突発性難聴に対して、血液循環を改善して、体の疲れ、ストレスを楽にする鍼灸治療を受けられることをお勧めします。
症状
突然片方の耳がほとんど、あるいは全く聞こえなくなります。音が聞こえないというよりも、耳がつまった感じ(頻度60〜70%)、あるいは音が響く感じとして自覚されることもあります。しばしば耳鳴り(頻度90%以上)や、めまい(30〜50%)を伴います。
アドバイス
ストレスや過労が発症の誘因になることもあるため、なるべくストレスや疲れをためない生活を心がけましょう。 治療開始が早ければ早いほど治りやすい病気なのですぐに治療を開始することをお勧めします。